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Archive for 10月, 2008

トマトを、と言いつつ・・・小菊の苗作り中。

DSC03000 トマト栽培を計画しつつも小菊栽培も準備中です。希望や夢はそれはそれとして、現実には確実性の高い作物の栽培もやっておかなくちゃ・・・と言うわけです。これは必ずしも「保険」と言うわけではありません。なにしろ、小菊栽培は1反歩ほどを計画していますが、農協の試算では1反の小菊栽培で年収45万円ほどにしかなりません。しかも、1反歩の小菊栽培は年中忙しいと言うわけではありませんが、この10月末から始めて来年のお盆やお彼岸までかかります。ピークの時にはひとりだけで作業できるかどうか不安なほどですが、それだけ働いたとしてもたったの45万円なのです。

農協の職員がもらっている給料をこの小菊栽培で稼ぎ出すためにはどれほどの面積の栽培をしなくてはいけないのか、それが一人でやれる規模なのかをいつも聞いてみたくなります。聞いても無駄なので、もちろん聞いてみたことはありませんが、、、。

写真は小菊畑の収穫の後。残っていた分の10数センチほどを残して上を刈ってしまった状態です。これを堀りだして、来年の苗をつくります。上の畑は苗を分けていただいた方の畑の写真ですが、ここからおおよそ800~1000株ほどを掘り出しました。久しぶりの力仕事で数が数だけに、さすがに少し疲れました。掘りあげた苗を調整するのも少々大変で、力はいらないものの何回も鋏で切ることになるので、右手の握力がなくなってきました。

実は、小菊作りが今の私にとって一番大事なのは、地域とのつながりが生まれることです。よそから来て、自分だけがこつこつと農業をやりたいようにやっていては、地域のどなたとも知り合うチャンスがなく、孤立してしまいます。こうした地域で産地化を計っている作物などの栽培グループに参加すれば周辺の農業をやっている方々と知り合うチャンスが広がります。
資金もない私としては、機械類や資材など余っている方や使わなくなった方の情報なども入りやすくなります。これは農業をやる上では大変ありがたいことで、あまりお金をかけずにやるためには大変重要です。
今日、初霜を観測した奥玉ですが、今日もまた早速残りの苗作りを始めることにします。

古家で田舎暮らし/大雨で雨漏りしている!

今日の両盤地域は大雨です。ここ奥玉も大雨で、少し弱くなったと思うとまたザアザア降りを繰り返しています。
頼んでいた管理機の部品を受け取りに行って帰ってくると、またいっそう雨が強くなりました。家に入ってトイレに行こうと洗面所を通ると洗面所の床が水浸しです。どうやら雨樋を伝わった雨水が、枯葉などで詰まって樋からあふれ出しているので、それが跳ね返って窓の上を伝わり家の中に入っているようです。
以前から洗面所の床がちょっとおかしいとは思っていたのですが、雨の吹き込みで床板が浮き上がってきたのだとは気づきませんでした。今日の雨でその原因がようやく飲み込めました。

昨日今日と、家の裏側の雨樋の掃除をしたり、雨の流れをスムーズにするために雨樋の調節や向きを変えたりしたのですが、実際に雨が降らないことにはどのように流れるのかわかりません。昨日の続きで今日は十二分に雨の流れ方を見ることができてよくわかりました。雨の量が半端ではないので、台風のときにどのように家の中に浸入してくるのかも思いがけず確認できてよかったです。掃除や修繕の量が増えてしまったのは仕方がないですが、どこを直して排水をよくすればいいのかがわかりました。

古家の雨樋は詰まってしまっただけではなく、腐食が進んで穴が開いてあちこちから漏れ出しています。また、集まった水を垂直に落とすパイプも詰まったり腐食したりで、まともなところが少ないほどです。外れてしまったパイプを力を入れて直すと、パイプそのものが壊れてしまったり、思いがけないところから雨水があふれ出したり、あわてながら・笑い出しながらの修理です。それでも古家の便利なところもあって、修理をするための雨樋やパイプ、波板トタンや木のきれっぱしなど、あれやこれやの部品や代用品になりそうなものが家のあちこちで見つかります。さて、もう少し雨漏りチェックをして、直せるところを直しておくことにします。

食の安全。消費者と生産者をつなぐパイプがありません。

食の安全を願うのは、消費者ばかりではありません。生産者だって安全な食品を作りたいと思っています。農業生産物においても、ほとんどの農家は安全な野菜を生産したいと考えています。しかし、安全を考えすぎれば、生産コストが上がってしまうのも事実です。

例えば、完全無農薬、無化学肥料で栽培していた江戸時代の米は、面積当たりの収量でおおよそ三分の一以下だと言われています。現代のお米は優良な圃場の場合には、1反当り約600kg前後のお米ができます。江戸時代ならこれが約200kg前後ということになるでしょうか。直接的に比較はできませんが、現在でも無農薬・無化学肥料で米を作れば三分の一ということにはならないかもしれませんが、おそらく半分以下にはなるのではないでしょう。
実際に知り合いの農家で完全無農薬・無化学肥料の米作りをしていますが、収量は一般農法のおおよそ半分です。しかも、美味しいのかと言えば、天候や病害に左右されることも多く、品質が安定しないということも起こっているようです。

しかも、農薬などが使えない場合には、除草やその他の手作業も増え、労働量が相当増えてしまいます。労働量が増えているのに収量が半減したら、価格が2倍以上にならなければやっていけません。「安全なものをよりやすく提供して欲しい」消費者が、現在の2倍以上の価格のお米を皆さん買ってもらえるでしょうか?

実は、消費者と生産者が直接取引きできる環境があると、必ずしも消費者が買い求める価格が倍にはなりません。商品価格の多くのパーセンテージは、生産者ではなく流通コストであることが多いのです。

お米を例に取れば、比較的安いお米をスーパーなどで買った場合、10kgで3000円程度です。お米の生産者が受け取る10kg当たりの売り上げは約1750円。1250円以上も上乗せされています。3000円のお米の場合、おそらくブレンド米なども多いので、ひとめぼれ等の場合では、店頭で3500円や4000円というものも多いでしょう。そんな場合には、生産者の受け取り分はなんら変わりませんので、1750円、2250円という金額が上乗せされています。
これなら、生産者から2000円や2500円で直接買いたくなってしまいますよね。そんな生産者と消費者のパイプが簡単に作れ、簡単に利用できるような環境が整えば、生産者も消費者も大喜びなはずです。そんな状況にはならないものでしょうか?

実はインターネットはこうした環境を作る有力な手立てである、と多くの人が感じ始めています。私自身、将来のそうした環境構築を楽しみにしています。

ミニハウスの次に、少し大きなミニハウス?完成!

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昨日一日でビニール張りをしたハウス、12.5坪。来年からやろうと思っている小菊の苗の育苗に使う予定です。骨組みだけになっていたハウスを借りて、自前でビニールの張替えを行いました。ビニペットというビニールを押さえる金具を取付けたのとビニール代で2万円弱の費用でハウスが使えるのでラッキーでした。
小菊栽培はとりあえず1反歩ほどの面積からはじめようと思っているのですが、このハウスの持ち主の方と立ち話をした中で、1反歩だけ・・・といっても大変だ!!って言っていました。
実は農協の試算表には、1反歩の収入が45万円ほどと記載されています。
1反歩の小菊栽培をやりながら他の仕事がどれほどできるのかわかりません。大変だといいつつ後どれほどの時間を割いて、どれほど収入を上げることができるのか・・・不思議です。
日本の農業はこれほど儲からない中で営まれているのが現実です。

当然ながら、1反歩の小菊は収入の額から言えば、単なる「おまけの仕事」、あるいは「副業」と呼ばざるを得ません。本業で、主たる収入が45万円では生きていけないし、農業以外の収入の道も考えつつ行っていかなければいけませんが、農業の方も実は他の方法を組み合わせて、別な収入源を考えなくてはいけません。そこで、何回か触れているトマト栽培やハーブ栽培を組み合わせていこうと考えているわけです。もちろん、それらが確実に収入に結びつくかどうかは未知数ですか、可能性はあると考えています。

基本的に、栽培作物をそのまま農協や市場に売れば収入は一向に伸びることはありません。そこで、例えば「トマト」なら苗の販売、トマトを栽培して野菜として販売、次になんらかの加工品を作って加工製品を販売するなど、ひとつの素材をいくつかの形態で商品として販売する方法を考えています。そうでもしなければ、おそらく生きていく道はないでしょう。
でも、今考えている方法で、小さな農家が生き残る道を見つけることができれば、もっともっと多くの若い人や定年帰農者が増えるのではないかとひそかな期待もしているのです。

クッキングトマトってどれほど知られているの?

Googleなどで検索してみると、検索エンジンの特性もあり、ひとつの言葉として検索したいのに、「クッキング」と「トマト」に分解されてしまうので、たくさんのサイトが検索されますが、なかなか「クッキングトマト」のサイトが見つかりません。必ずしも検索サイトのせいだけではなく、実際にまだまだ関連情報を発信しているサイトは少ないようです。

これまで一般的には、生食用のトマトを調理用にも利用してレシピなどを紹介しているサイトも見かけますが、もちろんこれらのレシピの中の「トマト」の部分を「クッキングトマト」に読み替えれば、それはそれで「クッキングトマト用レシピ」でもあるでしょうが、一般の方に紹介しようという場合にはさすがに不都合です。やはりクッキングトマトだからこそできるという点が魅力であり、さらに生食用トマトとの違いが表現されてこそ「クッキングトマトを使ったレシピ」といえると思うのです。
まだまだ少ないながらも時々ネットで見つけることができるので根気よく集めるしかないのかもしれません。

ところで今、クッキングトマトのひとつとして新しく登場した「シシリアンルージュ」が密かに人気が上がっているようです。生でもおいしく食べられ、もちろんクッキング用としても使えるトマトと評判です。
確かに、あまり認知されていない段階では「クッキングトマト」を生で食べてしまう方も多いらしく、「まずいトマト」という評価を得てしまいます。はじめから「調理用」だと説明されてもダメな人はダメ。「調理用」の意味が伝わらないのだと思います。
日本にトマトが入ってきて生食の文化だけが広がり、日本人のほとんど生でしかトマトを食べていなかったのですから無理もありません。それでも日本ではイタリア料理が広く認知され多くの方が当たり前のように召し上がっている時代ですから、「クッキングトマト」が認知されていくのも時間の問題だと思います。

DSC02831一方、今日本の農家は、主たる年齢層が60代から70代です。トマトを栽培する農家はどうかといえば、おそらく同様の世代がトマトを栽培しているはずです。そんな年齢層の人が「イタリア料理」に興味を持って、「イタリアントマト」や「クッキングトマト」を栽培することはほとんどないはずです。
「クッキングトマト」を使った料理がおいしかったから自分も作ってみようとか、新しい品種の栽培に自ら取り組んでみようという世代では毛頭ありません。日本の農業はそんな世代に支えられているのですから、栽培者の側から新しい食材として「クッキングトマト」を提案するというのは結構大変なことなのです。
そんな中でもやはり若いグループや新しい野菜栽培に意欲のある方たちが「シシリアンルージュ」などの栽培を始めているようです。何しろ一番なのはそれが大変おいしいトマトだということです。やはりおいしい作物を作って、食べた人に「おいしい」といってもらうことが一番の励みです。私もぜひ「おいしい」といってもらえる「クッキングトマト」の栽培を実現したいと考えています。

ちなみに、ここに紹介する写真は今年の夏栽培した「パスタトマト」という名前のクッキングトマト2個から取り出した種です。「コメリ」という農村地帯に多くあるホームセンターで買ったもので、時期がはずれて生育も悪く売れ残ったもので50円という値段が付いていたものを買ってきて植えたものです。「パスタトマト」がどこの製品なのかは今のところわかりません。
苗はあまりいいものではなかったのですが、それでも結構ちゃんと成長しました。写真の中に点々と写っているのが種で、よく見てみると生食用のトマトに比べると種の数がかなり少ないかもしれません。2個のトマトからほとんど残さず取ったはずです。こうしてみると、口の中で種が残ることが少ないことも調理時の口当たりを左右するかもしれません。別な品種を栽培したときにも種を採取して見ようと思っています。