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Archive for the ‘1反歩百姓’ Category

久しぶりの農業は微妙に失敗続きです。

DSC03743小菊の苗作りもしばらくぶりで、うまく行った気がしていましたが、発根が大変遅れて、やはり微妙に失敗しています。発根剤のつけ方ももちろんうまくなかったのでしょうが、それよりも何よりも、今住んでいるところの気温や栽培環境が以前の状況とはまったく違うのに、どうも変に高をくくって「まあ、だいじょうぶ」って気持ちで済ませてしまいます。温度が確保できなければ、種を蒔いても発芽するわけもありませんし、挿し穂の発根だって遅れてしまいます。朝の気温や霜の状況は以前百姓をやっていた岩手県最南端の藤沢町とは少し違っているようです。

それでもとりあえず小菊のテスト分は家の裏手のミニミニ農園に植えました。残りの練習分の苗は花泉の知り合いのところへ持っていったのですが、そちらも水遣りが遅れてへなへなにしてしまっているようです。うっかりすると苗をダメにしてしまいますが、まあとにかく少しばかり慎重に栽培することにしないと、また失敗しそうなので気を付けることにしましょう。

DSC03747一方、ルッコラはまずまず順調ですが、一番最初に植えた分は、土壌が少し酸性なのか、葉っぱが赤みを帯びてきました。早速今日は貝殻石灰をまいて、少し追肥分として肥料を混ぜておきました。
地べたも葉っぱも白っぽくなってしまい、こんなものを収穫したら、何も知らない消費者は農薬をかけているんだろう・・・なんて思うだろうなあ、と不安になってしまいます。
アブラムシがいたら牛乳をかけたり、酢の希釈液をかけたとしても、知らない人は「農薬」と思うのでしょうか?
今日は少し葉っぱを食われていたので青虫を探しましたが、小さな毛虫が食べていました。もちろん、農薬をかけずに捕殺。少しばかり家庭菜園をやってみればわかりますが、農薬をかけたって見た目で痕なんか残りません。貝殻石灰や牛乳の痕が見えたら、むしろ「おかしいから安全」なんて思うわけもありません。難しいところです。

お店に出始める苗と大きさが違います、、、。

3月初旬から各種野菜の種を蒔きましたが、早く蒔きすぎたものも多く、発芽率が悪くて参ってしまいました。以前農業をやっていた時には発泡スチロールで断熱をしたり、電熱線で加温していたので、比較的発芽率もよくその後の生育もまずまずでしたが、今回はミニミニハウスのみ。加温設備もなく断熱しているわけでもないので、発芽率もその後の生育も問題だらけです。
加温設備がないのでコタツで加温。あまりにスペースが狭くて、スペースが足りなすぎで、結局は使えません。トマトをはじめ3月初旬分は相当無理があったようで、中旬以降の播種分が何とか寒さこらえて生き延びたと言う感じです。

4月も中旬になり、寒さをこらえていた野菜の小さな芽たちは少しだけ生育を始めつつあるようで、ようやく大きくなっていく感じが見て取れます。
このところホームセンターに行くとお店の前にはたくさんの花や野菜の苗が並ぶようになってきました。しかし、我が家の苗たちは比べ物にならないほどまだまだ小さく、お店に並んでいるサイズになるのはいつ頃なのかと心配しています。
唯一、無加温なのできっと寒さに強いはず。成長は遅いけれど丈夫な苗が育ってくれるはずです。まあ、もう少し、、、5月の声を聞く頃にはある程度苗らしい姿になってくれるでしょう。

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資金不足でこれまで作ってきた小菊の栽培は今年は止めることにしました。苗としてはまずまずの出来で、とりあえず練習にはなったようです。一応最後までやろうと思い、赤白黄色、3色分の苗、それぞれ4~500本程度は挿し穂を作り、知り合いの畑に植えるつもりです。
資金の問題もさることながら農薬をたくさん使う花の栽培はどうも私にむいていない気もして、来年以降やれるかどうかわからない状態です。ともかく、ほとんど農薬を使わないイタリア野菜の栽培の練習が今年うまく行けば、野菜に集中しようと言うことになる可能性の方が高い気がしています。

サンマルツァーノ系400粒播種

資金不足のため本年の小菊栽培を中止せざるを得ません。せっかく作っている小菊の苗は知り合いの畑で保管してもらうことにして、その分の苗だけを作ることにしました。
DSC03517 我が家には約30坪程度の家庭菜園スペースがあるのでそこでイタリアントマトの栽培練習をすることにしました。それにしては400粒もの種を蒔く必要はないのですが、自分で利用する以外はご近所や近くの販売店で苗として販売する予定です。イタリア野菜に興味のある方は、もちろんインターネットなどで種を買って栽培するのもいいですし、春になって苗が欲しいと思ったらこのブログをチェックしてみてください。販売できる苗があったら当サイトで掲載する予定です。
それにしても、このあたりの地域では高校受験の頃、3月10日前後に名残の雪が降りまだまだ春には間があるよって気持ちにさせる雪がよく降ります。でも、この時期に雪が降ると逆に後は春になるばかり。きっとだんだん温かくなる前触れだと感じます。私もいよいよたくさんの種を蒔く、いや蒔きたい季節です。でも、たくさん蒔いたとしても植える畑がありません~~~。

農業者だけでなく参入者支援を考えて!

民主党が新しいマニフェストがどうのという中に、農業者の所得補償がどうの・・・なんてものが入っていたけれど、そんなことよりも新しく農業を始めたい人がどんどん参入できる制度と運転資金などの援助を考えてほしいと私は思っている。

ひとつの事業を始めようという場合、一般の仕事で考えれば、どこかの会社に勤めていて、仕事を覚えた後に独立するというのが一般的だ。農業の場合にはどうだろうか?どこかに勤めて仕事を覚えようにも、全国的には勤められる農業法人はそんなに多くない。
一般の農業者の手伝いをアルバイトで行うといってもとても暮らせるほどの給料を払う一般農家はいない。家族経営がほとんどで、給料を支払っていては自分たちの生活が成り立たなくなることだって多いはずだ。今の環境では一般の方が仕事として農業を選択して農作業を体験しながら修行して独立するという制度がないのだ。将来にわたって農業者を育てていくためには、訓練のできる組織が是対に必要だと思うのだがいかがだろうか?

それともうひとつ重要なことだが、個人の農業者が個人で流通開拓をするのは大変なことだ。結局、農作業以外のことに労力を割けない場合がほとんどなので、農協を利用することになるが、農協を経由して出荷する場合には手数料が売り上げの半分近くになることも珍しくなく、農業者の手取りは大変少ないものになる。公的制度としてこうした農業生産物の出荷を支援する組織や制度を設けてくれないものかと思っている。

さて、要望も不満もたくさんあるのだが、よく考えてみれば、ある個人が農業に参入して暮らしを継続できる所得を得るためのビジネスモデルを見たり聞いたりしたことがあるだろうか?私が知る限り、農業普及改良センターや農協でもひとつとして参入モデルを提示してくれたことはない。
例えば、ある作物の1反歩当たりの生産額と経費、所得の資産などは見ることがあるが、それはおおよそ継続的な維持可能な農業モデルとして考えられているものではない。単に、面積当たりの平均出荷額と経費によって試算されたものに過ぎない。単純に利益を生活維持可能な金額に設定すれば、そのほとんどは一人の人間では作業ができない規模になってしまう。簡単に言ってしまえば、一人の人間が何もないところから農業を始め、数百万程度の資金では参入できないというのが結論だ。

新規参入が困難だとすれば、誰が農業を継ぐのかといえば、農業者の子供たちが農地や機械、資材を引き継ぐのがもっとも可能性が高いのだが、そのもっとも農業を告がせたくない人たちがその親である農業者であり、農業をしたくないと考える人の多くは農業者の子供たちである。
子供の頃から、農業は大変だ、儲からない、できれば公務員にでもなれ、といわれて育つ子供たちが、大きくなって希望を持って農業者の道を目指すとは到底思えないのだ。

現時点で深い考えもないが、いくつか思いつく今後作ってほしい支援制度などを列記しておくことにする。

  1. 定年退職者が気軽にできる小規模農業の支援制度
    これは経済的に余裕があるという点で、生活費全部を稼ぎ出す必要のない定年退職者はそれから約10年ないし15年の農業生活を送ることで副収入を得られるので有力な農業後継者と位置づけて支援してはどうかと考えている。
  2. 農業研修と流通のための全国組織の創設
    農業を始める前に「サラリーマン農業」を行うことのできる組織を全国に設立する。農業を行うと同時に、新規参入や小規模農家などの出荷のための支援と販売支援を兼ね備えた組織とする。
    これは「サラリーマン農業者」に対して、独立採算で給与を払うには相当の低賃金になる可能性があり、流通や販売、加工などの機能を持たせることである程度の売り上げを確保できる組織に作るためである。
  3. 施設園芸などのレンタル圃場を整備する
    新規参入などを促進するために、産地化などを計っている作物の栽培圃場をあらかじめ公募の形で募集したり、レンタルする圃場を用意する。独立する人たちには別な圃場確保を支援し、独立した人たちが利用していた圃場を後継者に際レンタルするなど。
  4. 農業機械のレンタル制度やオペレーションセンターの充実
    大型機械を個人が所有するのは負担が大きいので、レンタル制度や依頼できるオペレーションセンターを設立する。機械の購入ばかりでなく、保管やメンテナンスから開放されるのは大いに意味がある。
  5. 新規就農支援住宅の建設
    新規収納を行う際に農地ばかりではなく住宅の確保が大変難しい。家を買うのも建てるのも相当負担が大きく、やはり賃貸住宅を探すのが賢明だろうが、この賃貸住宅が農村部にはない。空き家は多いのだが、決して貸すものが多いとはいえない状況だ。また、農業を行いたい場合、農作業や農業資材の保管などを考えると、一般のアパートでは結構住みにくいことが多い。農業者のための作業場や資材などの保管スペースを用意した「農業公営住宅」のようなものを用意してはどうかと考える。
  6. 農業機械保管・支援センター
    一方では高齢化により農業を辞める人も多い。こうした人が保有している農業機械も相当あるはずだ。こうしたものを一括して借り上げ、メンテナンスをして貸し出す制度があってもいい。
  7. 地域の共同販売所運営支援
    今では地方都市の商店街はシャッター通りと化しているので、それらの店舗を農業者の産直販売店として利用できる制度を設ける。
  8. モデル事業と採算モデルの提案事業
    日本では海外の大規模農業と競争するのは無理という結論が出ているはずだ。そこで逆に、かつての日本がそうだったように、小規模農家の採算モデルを設計し、それらの実践を行う圃場を支援する。3~5年で支援は打ち切らざるを得ないが、施設園芸などの場合には施設の建設支援などとあわせて、検討する。

考えてみれば、更にたくさん出てきそうだが、今日のところはこんなものにしておこう。

1反歩で百姓が暮らせるの?

1反歩とは300坪のこと。立派な田んぼならお米が10俵ぐらいは取れる面積です。10俵は約600kgのお米です。(しかし、これは単独の1反歩の田になった場合には、畦やのり面などが必要ですから、実際にはもっと狭くなってしまいます。)

お米1升は約1.5kgとすると、600kgは400升(1石=10斗、1斗=10升、1升=10合)=4石

これを年間に食べる米で換算すれると、今の日本人が1日に1キロも食べるわけありませんので、十分に1年間食べるぐらいは取れる面積ということがいえます。
江戸時代でさえも、一人の人が食べる一日の米の量を5合として計算していたので、600kgは1200日分のお米ですから、約3年分の米ということができます。
また、1石という単位はおおよそ大人一人が年間に食べる米の量と考えていたので、4石は4人分の1年間の米の消費量と考えることもできます。これほどのお米がたった300坪で収穫できるのですから驚きです。
さらに驚くのは、お米は毎年同じ場所で作ることができることです。
通常、野菜などの作物は同じ場所で何年間も作り続けると連作障害が出て作れなくなってしまいますが、お米は何百年と作っている場所もあるほど連作の利く食料であることがすごいのです。

1反歩という面積で、江戸時代なら4人分のお米を生産できたと考えると確かにすごいのですが、残念ながら江戸時代にはそれほどの生産性はありません。江戸時代はほとんどの作業が人力で、道具の類もほとんどは自作ですから、生産コストは現代とは比べ物になりません。江戸時代は完全な自然農法ですから、化学肥料も農薬もありません。おおよそ180kg~200kgほどだそうです。実はこの収量は、弥生時代のお米の生産量とほとんど変わらないそうで、この100年の間に3倍以上の米を同じ面積で取れるようになったということのようです。
江戸時代の生産量を200kgとして、年貢を4分納めると、120kgが手元に残ります。江戸時代でもさすがに1反歩では相当大変だとわかってきます。

それでは現代ではどうでしょうか?
平成18年度の宮城県での米の収益が10a(1反部)当たり3万円を切って、29105円となったという資料を見つけました。
米を売らないで自分で食べれば、600kgは自家消費としては大変な量ですが、売ってしまうと、本当にごくわずかのお金が手元に残るに過ぎないのです。さすがに、米作1反歩ではまったく生き延びられないというのが実感できます。

さて困った・・・。
他の方法も考えなくちゃ。